No.002 ハッピーロード大山商店街の公式WEBサイトレポート
サイトの概要
ハッピーロード大山商店街の公式サイトは、1978年(昭和53年)に設立された板橋区最大のアーケード商店街の公式情報ポータルです。
サイトのモットーは「一生づきあいします」と掲げられており、地域住民の「心のよりどころ」となることを目指していることが明確に示されています。
単に商品を購入する場としてだけでなく、人々が気軽に立ち寄って交流し、楽しいイベントに参加できる場所としての商店街の魅力を発信しています。
このサイトの主要な目的は、商店街の活性化と地域貢献です。その意図は、以下のような多岐にわたる事業やコンテンツから強く反映されています。
アーケードの紹介
雨天でも快適に買い物ができるアーケードの存在を強調し、年間を通じて来街しやすい環境をアピールしています。
これは商店街の物理的な特徴と利便性を直接伝える意図があります。また大山駅に降りてすぐという立地はその利便性を押し上げています。
安全への取り組み
安心して商店街を利用できるような安全対策に関する情報発信は、利用者への配慮と信頼感を醸成する意図が見受けられます。
コミュニティ施設
「コミュニティホール」や「ハッピースクエア」の運営情報を通じて、商店街が単なる商業施設ではなく、地域住民の交流の場、文化活動の拠点としての役割を担っていることを示しています。これは「心のよりどころ」というモットーを具体化するものです。
独自の企画
Youtubeに独自のメディアをもち、商店街公認アイドル、Vtuberとのコラボといった企画から、地域の若者文化を取り入れ、親しみやすさやユニークな魅力を発信することで、新たな顧客層の獲得や話題性向上を意図していると考えられます。
また、年間を通じて多様なイベントが企画されており、サイト上でも情報が豊富に掲載されています。
商店街が「モノを売る場」に留まらず、「体験」や「交流」、「地域貢献」といった付加価値を提供しようとする強い意図が感じられます。
サイト自体が、これらの活動を総合的に紹介する「地域密着型オウンドメディア」として機能していると言えます。

ユーザーインターフェース、リンク
ヘッダーに廃されたグローバルナビゲーションは追従型で、多様な情報へのアクセスが非常に容易です。
フッターにも基本的なリンクが配置されています。
また、ページ全体に多数のバナーリンクが配置されているため、豊富な情報を提供しながら、求めている情報へのアクセスを視覚的に助けていると感じます。
ページ全体は比較的広いですが、バナーやナビゲーションの配置から、求めているページへのアクセスはとてもスムーズです。
各店舗を詳しく紹介するページも豊富でしっかりとしたつくりです。
レイアウトとデザイン
白をベースとして、商店街のロゴやキービジュアルに使われているオレンジや緑、青といった暖色・寒色系の色がアクセントカラーとして効果的に使われており、カラフルです。
商店街のにぎやかさや、多様なお店が集まる場所をイメージさせてくれます。
商店街のアーケードをかたどったようなロゴが一転してシンプルなのは、店舗とお客さんが主役といったメッセージ性を感じます。
トップページのメインビジュアルは商店街の活気ある様子を伝える写真や、イベントの告知バナーが効果的に配置されています。
「ハッピーロードTV」のコンテンツでは、YouTube動画が埋め込まれており、商店街の様子やイベントの雰囲気をよりリアルに伝える役割を果たしています。
商品や店舗の魅力を視覚的に伝える上で重要な要素です。
カテゴリ分けや特定の機能を示す際に、視覚的に分かりやすいアイコンが使用されており、直感的な操作をサポートしています。また、親しみやすいイラストも随所に使われ、地域密着型商店街としての温かい雰囲気を醸し出しています。
スマートフォンで閲覧した場合も、レイアウトが最適化され、メニューがハンバーガーメニューに切り替わるなど、モバイルフレンドリーな設計となっています。
これにより、様々なデバイスからのアクセスに対応できています。